M11のFAQが出たということでピックアップ紹介。
接死のルール改訂とか力戦の挙動とかその辺はtesting氏の記事を参照のこと。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
カード別注釈
(注:これはゲームルールの変更だから。 《鼓舞する突撃》の全体に+2/+1修正といった効果はその時コントロールしているクリーチャーにしか影響を与えない。)
・「次のうち一つを選ぶ」といった記述がある場合、そのモードは変更できない。
・インスタントやソーサリーに限らずオーラ呪文でも対象の変更ができる。
・クリーチャー呪文でも対象に取れる。ただしそれが対象を取っていないなら何もしない (おそらく《ウラモグ》や《コジレックの職工》を対象に打った場合に意味がある)
・最後の能力の誘発はこれがついたクリーチャーが墓地におかれた理由を問わない。
・戦場に出た後で《巨大化》や起動型能力、誘発型能力によってパワーを3以上にしても意味はない。
・墓地におく代わりに戦場に出た場合でも「カードを捨てた」ことに変わりはない。
・《蟹の陰影》は関係ない。 ただのコピペミス
代替コストで唱える時もコストの増減は影響する。 例えば《磁石のゴーレム》がいるならば「6点のライフと3体の生贄と(1)」が必要である。
・これにより公開されたクリーチャーは全て同時に戦場に出る。
・アーティファクトは対象に取っていない。 被覆を持つアーティファクトの上にでもカウンターを乗せる事が出来る。
・聖句カウンターが乗っているならばそれがアーティファクトでなくなっていても構わない。
・《トリスケリオン》にダメージが与えられている時に能力を起動した場合ダメージが致死ダメージになる可能性がある。 例えば「2点のダメージを受けた、カウンターが2個置かれている《トリスケリオン》」が能力を1度起動すると状況起因処理によって破壊される。 これに対応してさらに能力を起動することはできない。
・ダメージの発生源が赤のインスタントやソーサリー呪文でない場合、それが赤の呪文でもダメージは2倍にならない(例えば《魂の火》はダメージの発生源がクリーチャーなので2倍にならない)
・ ダメージを与えられ方を修正する効果が複数ある場合、それを与えられるプレイヤー、もしくはそのパーマネントのコントローラーが、それらの効果を適用する順番を決める。 * 例えば自身に「次に与えられるダメージを4点軽減する」の効果を適用しているプレイヤーに「5点のダメージを与える」場合、そのダメージを与えられるプレイヤーは2倍にするか、2倍にしてから4点軽減するか、を選べる。
・複数の《火の召使い》をコントロールしている場合、それは 2倍→4倍→8倍→16倍と増える。
・同時に複数の発生源からダメージを受ける場合どの発生源のダメージを軽減するかは選べる。(基本的に戦闘時にしか起こらないはずだ)
・ダメージを軽減しきれない場合、その余ったダメージをあなたに与え、その後これの効果で対象のプレイヤーにダメージを与える。
・何故《復讐に燃えた執政官》でないのかは聞いてはいけない。
・その呪文がマナコストにXを持つ場合、Xは0である。
・代替コストを支払うことはできない。ただし追加コストは支払うことができる(キッカー等)
・強制追加コストを持つ場合、それは支払わなければならない。(《投げ飛ばし》の場合クリーチャーがいないならコストが支払えないので唱えられない。)
・強制追加コストが(《磁石のゴーレム》による等で)マナを含む場合、マナ能力を起動しなければコストを支払えないので唱えることはできない。
こんなところだろうか。
基本セットは再録が多いのでFAQも半分程度ですむのでありがたい。
・・・・てか次回以降はやはり「すごくめんどくさい」とか「エラッタが出てる」とか「なんかすごいこと書いてある」とか、そういうのだけピックアップしよう。 《危害の在り方》や《ギデオン・ジュラ》みたいな。
接死のルール改訂とか力戦の挙動とかその辺はtesting氏の記事を参照のこと。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
カード別注釈
《秋の帳》 {緑}《秋の帳》は、そのターン中にあなたがコントロールするすべての呪文やクリーチャーに適用される。その解決時にあなたがコントロールしていた呪文やクリーチャーに限らない。
インスタント
このターン、あなたがコントロールする呪文は青や黒の呪文によって打ち消されず、このターン、あなたがコントロールするクリーチャーは青や黒の呪文の対象にならない。
(注:これはゲームルールの変更だから。 《鼓舞する突撃》の全体に+2/+1修正といった効果はその時コントロールしているクリーチャーにしか影響を与えない。)
《アジャニの群れ仲間》 {1}{白}親切にカードに描いてある。 ライフゲイン・ルーズは1つのイベントなので何点ゲイン・ルーズしたかに関わらず誘発は1回だけである。(逆にドロー・ディスカードは1枚につき1回誘発する)
クリーチャー ― 猫・兵士
あなたがライフを得るたび、あなたはアジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。 (例えば、ある1つの効果であなたが3点のライフを得た場合、あなたはこのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。)
2/2
《圧倒する暴走》 {3}{緑}{緑}パワーの最大値を参照するのは呪文の解決時
ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーはトランプルを得るとともに+X/+Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールするクリーチャーの中のパワーの最大値に等しい。
《古えのヘルカイト》 {4}{赤}{赤}{赤}「攻撃している」状態は《古えのヘルカイト》が攻撃クリーチャーに指定された時から戦闘終了までの間。
クリーチャー ― ドラゴン
飛行
{R}:防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。古えのヘルカイトはそれに1点のダメージを与える。 この能力は、古えのヘルカイトが攻撃している場合にのみ起動できる。
6/6
《移し変え》 {青}{青}・複数の対象があっても問題ない。全て変えてもいいし一部だけ変えてもいい。望むなら変えなくてもいい。
インスタント
呪文1つを対象とする。あなたはそれの新しい対象を選んでもよい。
・「次のうち一つを選ぶ」といった記述がある場合、そのモードは変更できない。
・インスタントやソーサリーに限らずオーラ呪文でも対象の変更ができる。
・クリーチャー呪文でも対象に取れる。ただしそれが対象を取っていないなら何もしない (おそらく《ウラモグ》や《コジレックの職工》を対象に打った場合に意味がある)
《壊死の疫病》 {2}{黒}{黒}・このオーラを戦場に戻すのは(それが可能であれば)強制である。
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーを生け贄に捧げる。」を持つ。
エンチャントされているクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それのコントローラーは自分の対戦相手のうちいずれかがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。 壊死の疫病を、オーナーの墓地からそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に戻す。
・最後の能力の誘発はこれがついたクリーチャーが墓地におかれた理由を問わない。
《ガラクの群れ率い》 {4}{緑}・パワーを参照するのは戦場に出た時点での値である。 これは《清浄の名誉》のような常在型能力の修正を考慮する。
クリーチャー ― ビースト
他のパワーが3以上のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
4/4
・戦場に出た後で《巨大化》や起動型能力、誘発型能力によってパワーを3以上にしても意味はない。
《強情なベイロス》 {2}{緑}{緑}・対戦相手が《虚空の力線》を張っている状態で対戦相手によってこれを捨てる場合、あなたがどちらを先に適用するかを選ぶ。
クリーチャー ― ビースト
強情なベイロスが戦場に出たとき、あなたは4点のライフを得る。
いずれかの対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが強情なベイロスを捨てる場合、それをあなたの墓地に置く代わりに戦場に出す。
4/4
・墓地におく代わりに戦場に出た場合でも「カードを捨てた」ことに変わりはない。
《シヴの抱擁》 {2}{赤}{赤}・「(赤):+1/+0の修正」はエンチャントが持つ能力である。
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
{R}:エンチャントされているクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
・《蟹の陰影》は関係ない。 ただのコピペミス
《死の門の悪魔》 {6}{黒}{黒}{黒}どちらのコストで唱えるにしてもこれを召喚できるタイミングは変わらない。
クリーチャー ― デーモン
あなたは死の門の悪魔のマナ・コストを支払うのではなく、6点のライフを支払い黒のクリーチャーを3体生け贄に捧げてもよい。
9/9
代替コストで唱える時もコストの増減は影響する。 例えば《磁石のゴーレム》がいるならば「6点のライフと3体の生贄と(1)」が必要である。
《集団変身》 {5}{青}・ライブラリー内のクリーチャーカードの数以上のクリーチャーを追放した場合、ライブラリーを全て公開し、全てのクリーチャーカードを戦場に出す事になる。
ソーサリー
あなたがコントロールするすべてのクリーチャーを追放し、その後、あなたのライブラリーの一番上のカードを、その数に等しい枚数のクリーチャー・カードが公開されるまで公開し続ける。 これにより公開されたすべてのクリーチャー・カードを戦場に出し、その後残りの公開されたカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
・これにより公開されたクリーチャーは全て同時に戦場に出る。
《聖句札の死者》 {黒}{黒}{黒}・日本語のテキストでは「戦場に出た時」になっているがこれは誤りで「戦場に出るに際し」が正しい。 (そうでなければ戦場に出たときに一番下の能力により墓地に行く。)
クリーチャー ― ゾンビ
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。
聖句札の死者は破壊されない。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
5/5
・アーティファクトは対象に取っていない。 被覆を持つアーティファクトの上にでもカウンターを乗せる事が出来る。
・聖句カウンターが乗っているならばそれがアーティファクトでなくなっていても構わない。
《躁の蛮人》 {2}{赤}能力は強制である。 自分しかアーティファクトをコントロールしていないならそれを対象に取る必要がある。
クリーチャー ― 人間・戦士
躁の蛮人が戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
2/2
《血に狂うゴブリン》 (赤)ダメージの発生源やダメージを受けた理由は問わない。 またダメージが与えられてさえいれば別の対戦相手やプレインズウォーカーを攻撃してもよい。
クリーチャー ― ゴブリン・狂戦士
血に狂うゴブリンは、このターン、いずれかの対戦相手にダメージが与えられていないかぎり攻撃できない。
2/2
《トリスケリオン》 {6}・「戦闘ダメージはスタックに乗らない」
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
トリスケリオンは、+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
トリスケリオンから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。トリスケリオンはそれに1点のダメージを与える。
1/1
・《トリスケリオン》にダメージが与えられている時に能力を起動した場合ダメージが致死ダメージになる可能性がある。 例えば「2点のダメージを受けた、カウンターが2個置かれている《トリスケリオン》」が能力を1度起動すると状況起因処理によって破壊される。 これに対応してさらに能力を起動することはできない。
《火の召使い》 {3}{赤}{赤}・与える先がプレインズウォーカーでも2倍のダメージを与える。
クリーチャー ― エレメンタル
あなたがコントロールする赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文がダメージを与える場合、代わりにそれはその2倍のダメージを与える。
4/3
・ダメージの発生源が赤のインスタントやソーサリー呪文でない場合、それが赤の呪文でもダメージは2倍にならない(例えば《魂の火》はダメージの発生源がクリーチャーなので2倍にならない)
・ ダメージを与えられ方を修正する効果が複数ある場合、それを与えられるプレイヤー、もしくはそのパーマネントのコントローラーが、それらの効果を適用する順番を決める。 * 例えば自身に「次に与えられるダメージを4点軽減する」の効果を適用しているプレイヤーに「5点のダメージを与える」場合、そのダメージを与えられるプレイヤーは2倍にするか、2倍にしてから4点軽減するか、を選べる。
・複数の《火の召使い》をコントロールしている場合、それは 2倍→4倍→8倍→16倍と増える。
《復讐に燃えたアルコン》 {4}{白}{白}{白}・X=4で起動した後に《稲妻》で3点のダメージを受けた場合、その3点を軽減し、さらにこのターン次に与えられる残りの1点分を軽減できる。
クリーチャー ― 執政官
飛行
{X}:プレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたに与えられるダメージをX点軽減する。 これによりダメージが軽減された場合、復讐に燃えたアルコンはその点数に等しい点数のダメージをそのプレイヤーに与える。
7/7
・同時に複数の発生源からダメージを受ける場合どの発生源のダメージを軽減するかは選べる。(基本的に戦闘時にしか起こらないはずだ)
・ダメージを軽減しきれない場合、その余ったダメージをあなたに与え、その後これの効果で対象のプレイヤーにダメージを与える。
・何故《復讐に燃えた執政官》でないのかは聞いてはいけない。
《野生の喚起》 {5}{赤}・土地でないカードを公開した場合それが可能な限り必ず唱えなければならない。 勝ってるときの《全ては塵》だろうが好奇心で入れていた《触れられざる者、フェイジ》だろうが、プレイヤーが望まなくてもそれを唱える必要がある。
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚無作為に選んで公開する。 それが土地カードである場合、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。 そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならそれを、それのマナ・コストを支払うことなく唱える。
・その呪文がマナコストにXを持つ場合、Xは0である。
・代替コストを支払うことはできない。ただし追加コストは支払うことができる(キッカー等)
・強制追加コストを持つ場合、それは支払わなければならない。(《投げ飛ばし》の場合クリーチャーがいないならコストが支払えないので唱えられない。)
・強制追加コストが(《磁石のゴーレム》による等で)マナを含む場合、マナ能力を起動しなければコストを支払えないので唱えることはできない。
こんなところだろうか。
基本セットは再録が多いのでFAQも半分程度ですむのでありがたい。
・・・・てか次回以降はやはり「すごくめんどくさい」とか「エラッタが出てる」とか「なんかすごいこと書いてある」とか、そういうのだけピックアップしよう。 《危害の在り方》や《ギデオン・ジュラ》みたいな。
コメント
それは、そもそもArchonという単語を執政官と訳したのが、無理矢理だったから。日本語でArchonに類する単語は無いんだそうな。
なので、良い機会だからアルコンにしちゃえー!って話みたい。乱暴者がヘリオンになったのも同じ理由。
という夢を見た。
いつか《知恵のスネーク》とか《悪斬のエンジェル》とか出るんだろうか。 という夢を見る事はなかった
《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable(10E)》→唱えるの流れであれと思ったので。
>>・クリーチャー呪文でも対象に取れる。ただしそれが対象を取っていないなら何もしない (おそらく《ウラモグ》や《コジレックの職工》を対象に打った場合に意味がある)
《ウラモグ》や《職工》の場合も何も起こらないのではないでしょうか?
これらもプレイ時に誘発した能力が対象を取っているだけで、呪文そのものは対象を取っていないとおもうのですが…。
「おそらく」と書かれているところに質問して申し訳ありません。
戦場に出すのは土地カードが公開された場合だけです。「そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならそれを、それのマナ・コストを支払うことなく唱える。」なのでクリーチャーなら唱えます。
>のへ氏
確かにそうですね・・・・・。《ウラモグ》達のあれは誘発型能力なので《移し替え》は効果がないかもしれません。
ただ、(あくまでこれも推測になりますが)《絵描きの召使い》によって色を得ている《ウラモグ》は唱えた時の能力で《エムラクール》を破壊できるか と考えた時、《ウラモグ》は有色の呪文なのでプロテクションに引っかかるんじゃないかと思います。
そうだとすれば《移し替え》も同様に「対象をとっている呪文」として対象を変更できるのではないかと考えました。
どちらも私の推測によるものなので、結局のところ「ジャッジの解答をお待ちください」、ということになるでしょうけれども。
上のもそれは「有色の能力」なだけでやはり破壊できると。
これは《触れられざる者、フェイジ》を引き合いに出さなくても良いのでは
公開はしてるけど「自分の手札から(マナコスト支払わず)唱えてる」わけですから
江村さんならターンも得られるのですよね
なら《フェイジ》唱えても敗北じゃないですね。失礼しました